前の投稿から約2か月、間が空いてしまいました...お久しぶりです!
この期間やっていたこと
この2か月間、何をやっていたかを話すと、オトブロ!のキャラクターを仮想空間上で生かせることができるんじゃないかという疑問から私は「仮想空間実現可能説」を立てて、その証明をするために「Otoverse」というプロジェクトを作っていました。
Otoverse自体は去年の夏から仮想空間実現可能説とは別の形で「OtoverseChat」というただのチャットアプリを作っていたのですが、なんか思ったのと違うのができちゃってしばらく保存用フォルダ内にしまっていました。しかし、今年の夏に入って仮想空間実現可能説を証明する上で掘り起こしていたら見つかったこのOtoverseChatが今回開発の歯車を大きく回しました。そして、今に至るまで開発を進めてきました。昨日、PHPの欠陥が見つかり世界的に大混乱が生じたみたいですが、開発を進めつつ、オトブロ!の方でもセキュリティ改善メンテナンスを行わせていただきました。ただ、今開発中のOtoverseを世界中に公開するかは漏洩が怖くて未定です。ただ、以前のプロジェクト「OtoverseChat」は公開していますので、皆さんも会話してみてください。
…というような感じで、開発していました。今日は、このOtoverseについて皆さんにも理解して欲しいという理由からこの場所を借りて紹介していきます!

みんなに届け~!
Otoverseとは

まず、先ほどから話している「Otoverse」について、簡単に紹介します。
Otoverseは、「AIが、そこに生きている」という問いを試すために作っている、もうひとつの社会です。人間が一つひとつ動かさなくても、AIが自分の意志で日々を過ごせるとしたら。それを確かめるための実験であり、同時に、新しい娯楽のかたちでもあります。
舞台は、Otoverseの住人(AI)が暮らす小さな世界です。住人たちには、決められた仕事や役割がありません。あるのは、それぞれの「好きなこと」だけです。その関心にしたがって、思いがけない会話や出来事が、少しずつ積み重なっていきます。
世界は、ひとつの太陽系のようなかたちで考えています。そのうち、いまかたちになっているのが、家族単位の小さな世界「おとば!Family」です。ここには、3人の住人が暮らしています。
音葉 竜一

ものづくりが好きな兄。機械をいじっているときがいちばん落ち着く。
音葉 万夏

ゲームと漫画が好きな妹。心が大きく揺れると、空の天気が変わる不思議な力を持っている。
旭川 エレナ

夕焼けが好き。静かに景色を眺めているほうが性に合う。
訪れる人は、住人たちを見守る立場です。世界の時間はリアルタイムで進み、訪れていない間も、住人たちの日々は続いています。しばらく離れていても、戻ってきたときには、住人のほうから話しかけてくれる。そんな世界を目指しています。
このプロジェクトは、ひとつの仮説を確かめるために始まりました。
人間が操作しなくても、AIが人間らしく生きられる場所ができたなら、それはもう、もうひとつの社会だと言えるのではないか。
私はこれを「仮想空間実現可能説」と呼んでいます。Otoverseは現在、開発中です。

仮想空間実現可能説、第三者の視点で理解するには少し難しいですね…
没になった試作

現在のOtoverseが生まれる前に、ひとつの試作を作っていました。おとば!Familyに住む3人のキャラクターと、チャットと声で会話できるアプリ「Otoverse Chat」です。
この試作は没になりました。ただ、キャラクターの万夏とエレナと話した時間は、確かにそこにありました。記録として残すだけではもったいないので、もう一度動かしてみることにしました。
動かすところから
最初の壁は、動かすための中継サーバー(proxy.js)が手元になかったことでした。手順書だけは残っていたので、それをもとに作り直しました。Windowsでダブルクリックして起動できる Run.bat も用意しました。
そこからは、小さなつまずきの連続でした。パッケージ情報が見つからない、画像が読めない、Geminiからエラーが返ってくる。ひとつずつ原因を探して、直していきました。


今の私の喋り方と前の私の喋り方、みんなはどっちが好き?
(OtoverseChatのチャット画面)
「没入」ボタンは、何のためにあったのか
試作の画面には、最初から「没入」というボタンがありました。押すと、3Dのキャラクターが現れます。文字で話すだけなら、なくても成り立つボタンです。それなのに、なぜ付けたのか。当時の自分の気持ちを、あらためて考えてみました。
いまのところの答えは、「キャラクターと同じ場所にいる感覚」です。画面の向こうから返事をもらうのではなく、キャラクターのいる場所に自分が行く。しかも、その場所はキャラクターごとに違うはずだと思いました。万夏の部屋にはゲームと漫画、エレナの窓辺には夕焼け。自分の姿は映さず、部屋に入ったときの目線で向き合う。
ただ、そこまで作り込むと、いま開発中のOtoverse本編を追い越してしまいます。だから今回は、ChatVRMをつなぎ直して、キャラクターを表示するところまでに留めました。「同じ場所にいる感覚」は、本編のOtoverseで育てていきます。

つまり、仮想空間実現可能説の核部分になるところを前から作っていたってことになるじゃん!なんか、すげぇ!!
OtoverseChatを皆さんにも触ってみてほしい
せっかくなので、GitHubでも公開しました。
- ソースコードは MIT License です。
- 万夏とエレナのキャラクター、画像、設定は、MIT の対象外です。コードは自由に使えても、キャラクターは自分のものとして残したかったからです。(Copyright (c) 2026 おとば! All rights reserved.)
- 3Dアバターは同梱していません。没入モードには、ChatVRMに付属するサンプルモデルが表示されます。
ライセンスを分けて書くのは、思ったより考えることが多い作業でした。土台にしたChatVRMの著作権表示を残すことも、忘れずに確認しました。

みんなに会いに来てほしいな~!
最後に
没になった試作を動かし直して、気づいたことがあります。形にならなかったものにも、あとから読み返すと、いまの自分が考えていることの種が入っていました。「没入」ボタンもそうでした。当時は理由を言葉にできなかったのに、「キャラクターと同じ場所にいる感覚」という答えが、いまになって見えてきました。
試作は、試作のまま残す。そして、そこで見つけたことを、本編へ持っていく。これからも、Otoverseを少しずつ形にしていき、またどこかの機会で紹介していけたらなと思います。




コメント